末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる
ひるなま
このレビューはネタバレを含みます▼
ひるなまさんと同じ若さで大腸がんを患った弟を看病しました。独り者で仕事中毒で、病院に行った時にはひるなまさん同様腸閉塞一歩手前でした。
最初の受診から確定診断が出るまでのひるなまさんのお心の動き、入院、手術、化学療法の実感あふれる体験談を読ませていただいて、弟の闘病の様子が一つ一つ思い出されました。
ずっと身近で寄り添ってきたつもりでしたが、気がついていないことがこんなにもあったのか、あんなことにも配慮してあげていれば良かった…と涙が止まりませんでした。余命宣告された後も、特別なことをするのではなく普通の日常生活を送りたいというのが、弟の一番の希望でした。
レビューらしいことを書きますと、現代の医療現場のリアルな様子を患者の視点からここまで分かりやすく描いた作品はなかなか有りません。
ひるなまさんとご家族の平穏な日々がずっと続いていきますようお祈りしています。
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