このレビューはネタバレを含みます▼
表題作のみ、全236ページ。探偵の川崎 × 川崎に救われて助手になった御徒町の物語。ジョゼ先生はハズレがない!今作も素晴らしかったです。気だるげな色気のある作画が大好き。はーーーー買ってよかった!探偵モノなので決して明るい話題ばかりではないけれど、ゆっくりとお互いを支えて心を通わせていく探偵とねこちゃんが最高でした。ド派手なストーリー展開があるわけでもなく、激しいえっちもない。でも読んでよかったと思える。こんな満足感をBLで出せるなんて凄すぎます。心象風景がひとコマひとコマに丁寧に綴られているところがジョゼ先生作品の素晴らしいところ。大人ぶって御徒町に対してやんわり境界線を引く川崎さんが、自分を慕ってくれるねこちゃんの愛らしさに負けて、素を見せてしまうシーンなんてもうとんでもなくキュンキュンでした。つらいことがあった者同士、補い合ってしあわせに過ごしてほしいです。続編もあるといいなあ。