このレビューはネタバレを含みます▼
301p、全表題作、描き下ろし2作品、主人公2人のプロフィール2p。301ページという読み応えのある作品。親友の顔が突然、顔文字の様に見える。時々、元の素顔が見えることも有るがそれが3年も続いている稀有な状態。そんな状況でも明るく話は続いているが、実際にはそう見えているのは主人公だけで親友との間にあった出来事が影響しているのにその記憶も無いので原因がわからないまま過ごしている。2人の気持ちがすれ違ったままお互い離れずに過ごしているがその状況が3年というのは主人公にとって長い。301pというボリュームあるページ数とともに明るく描かれているのにその苦悩が年月に表されている。面白い作品だと思うが一読目は途中、中だるみをしてしまった感じがあり。再読すると変わるかな?