流浪の月
」のレビュー

流浪の月

凪良ゆう

評価を下げてすみません

ネタバレ
2022年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪良先生、何冊か拝読させていただいておりますが、こちらの作品は一際くらいです。仕事上がりに買って読み始めたらその暗さに引き摺られ、明るくなるように明るくなるようにと祈りながら読み続け、途中何度もやっぱり寝ようと本を伏せたのにまた明るさを求めて読み、結果その日のうちに読みきったくらい最後まで暗かったです。それは良し悪しがあるし、それが良い!と言う方もあると思います。ひとつ気になったのは結局文は自分の病気?障害のために事件を起こしたわけだけど、その事実をさらさは知らないけど警察側は知っていたので、「何も知らない」発言になったのですよね。事件に疾患や障害が絡むと結構センシティブな感じになるので報道規制とかかからないのでしょうか?まして15年も経ち刑期も終えているのに。なんの病気か書いてないので分からないしフィクションなので病気もフィクションなのかも知れませんが、ちょっと勝手に想像するある疾患だったとして、かなり神経質な対応を要すると思うのですが。それから、さらさは従兄弟との事をもっと早い段階でカミングアウト出来たら良かったのになー、と思いました。ふみとの事を理解してもらうためには1番重要なキーポイントだったと思うのですが。理解してもらう努力をせず同じところを形を変えながら浮いたり沈んだりしているように思いました。まあ、所詮私は事件の当事者でもなく、ひとりの読者で傍観者も傍観者なので勝手なことを言えるのですが。そうですね、今すぐに再読は出来ませんが何年かしたらまた今度は時間をかけてゆっくり読みたいと思いました
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