SPY×FAMILY
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SPY×FAMILY

遠藤達哉

努力がみんな外れていく辺りが“笑える”

2022年8月2日
ヨルは独りよがりの楽天派。アーニャは読みと現実がことごとく外れていく。途中から出てくる犬のボンドも含めてテレパシーや予知能力などみんな何かしら得意技がすごい。けれど事件の流れはいつも逆張り。せっかくの特技は事件を混乱させるスパイスでしかない!? それでも家族そろえば事件はいつも解決していく。いつもなんだか力づくだけど。でも、失敗してもいいんだよ、終わり良ければすべていいじゃん、そんなパワーがある豪快なマンガ。黄昏とヨルの関係はいつまでたっても平行線で、本物のカップルになれずに、ずーっといい緊張が続いていきそうな気がする。そういう意味ではとっておきのラブストーリーにもなりそうな漫画だわ。
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