このレビューはネタバレを含みます▼
登場する女子たちは着物や帯・和装に興味があり、ストーリーが進むにつれて作品のなかでもその知識が紹介されたりしています。ですが例えば撫子が着物好きになったのはちょっとしたデザインへの興味(特に個性的な模様の帯)がきっかけであり、いかに身近なところに好奇心を向けられるかというのは、人生にとって大事であることを実感させられます。現代でこそ夏祭りや日本伝統諸行事くらいにしか出番がみられにくいと思われがちな和装ですが、この作品を通して着物が好きになる人、興味を持つ人が出てくることを願います。