高校生の初々しい恋

幼馴染みの親友たちが付き合うことになり、失恋してしまった鷹志。登下校も一緒だったから時間をずらすために屋上に上がり、そこで後輩の陽太と出会う。

人懐っこい陽太に促されて幼馴染みに失恋したことを打ち明け、幼馴染みたちと物理的に距離をおくため、陽太と一緒に過ごす約束をする鷹志。

幼馴染みが同性であることは隠していたけれど、それを知ってからも陽太の態度は変わらず、少しずつ失恋の痛みが癒えると同時に陽太の鷹志への気持ちにも変化が訪れる。


初々しくて爽やかな感じでストーリーが進んでいくなか、陽太の抱える家庭の事情や幼馴染みからの不躾な問いかけなど、爽やかスッキリといかないところが少しだけモヤる。

元ネタとなる過去作があり、本作は鷹志の救済のために書かれたようで幼馴染みたちの馴れ初めや鷹志の幼馴染みへの恋心があまり描かれていないのが勿体ないなと思った。