このレビューはネタバレを含みます▼
3巻あたりから核心に迫ってきて、4巻でセージとジェント(青の王)の関係が見えてきます。そんな中、読み進めていくと何故セージとの会話中に突然ジェントがキスするのか、何故時々セージに向けて物憂げな表情を見せるのか、これまでセージの望みをことごとく無視してきたのに、何故7巻ラストで愛するセージがヒソクのために死ぬとわかっていてセージの望みを叶えようとしたのか等、一度読んだだけでは「?」だらけだったことが読み返したときに「あぁ、そっか!」と納得できました。青の王が継承している力が…、だからなのですね。それを知って改めて読んでいくと、ジェントがどれほどの想いを秘めて隠してセージを待ち続けていたのかがわかり、むしろ切なくなります。ましてセージがジェントの事を心から愛して、そして求めてくれているとわかったにもかかわらずジェントを残して死ぬことを選んじゃうなんて…。
原作も読んだのでどのようなエンディングを迎えるのかわかっていますが、作者さまの絵で美しいエンディングシーンが見たいです。最終巻までしっかりフォローします!