このレビューはネタバレを含みます▼
連載の長期化と最後まで尾を引く中盤のハーレム展開による負債、謎理論によるドラゴンボール展開で何がしたいのか分からなくなってしまった作品
50話辺りまでは主人公がきららとヤッてしまいきららがらぎ姉との二股を促すというこの漫画でも最大レベルのやらかしがあったものの、見所は多く概ね期待した内容でした
ここから香里が脈絡も無く生き返り、状況に応じて展開を進めたり退場したりするチート便利キャラとなり主人公にとっての特別の中の特別から静かにフェードアウトしていき、この作品最大のターニングポイントであるハーレム編が始まります。ギャグ滑り倒し、倫理観崩壊。最悪です。この辺は人によってはあの伊藤誠を超えるぐらい主人公がキモくてゲスなので最大の読者選別ポイントと言えます。というか全体的に主人公はサイコでキモいです
それでも主人公は滅茶苦茶やった後紗月とらぎ姉を振りきらら一筋にしようとするんですが、またきららがハーレム展開に誘導するんですよね。泣かせた後さらっと復縁。本当クソです
ここから反省したのかギャグ、エロ少なめで本筋が進んでいくものの、謎理論からのグダグダ超展開、戦闘員のサイヤ人化等めちゃくちゃで面白いとは言い難いです
更にヒロインレースが軸な為戦いが激化する中でも紗月やきらら等一般人レベルの能力のキャラにも無理に活躍の場を与えなければならず、紗月が教祖になったりらぎ姉が一度殺されたりきららが何か偶然吹っ飛んできた神城を助けたり中学生がバイクで颯爽と駆け付け難題を解決したり、めちゃくちゃと言わざるをえないご都合展開が繰り広げられます
そのくせみんなを幸せにする為に三股するとあれだけ声高に宣言して盛りまくったにも関わらず、ご都合すぎるとはいえ頑張って軍を纏めた紗月は血の繋がった妹発覚でリタイア、共に死地に赴き射撃と文官能力で主人公と戦い続けたらぎ姉はあれだけヤッといて自然消滅濃厚、散々関係を引っ掻き回しなんか都合良く倒れてた神城を助けただけのきららエンドっぽいという有様です。世界レベルの蘇生で今までの戦いが殆ど茶番劇なのも酷い
紗月が妹っていうのはあまりにも可哀想で特に萎えました。この漫画はらぎ姉のエッチシーンだけ見ればいいです