このレビューはネタバレを含みます▼
●単話版の立読みからずっと気になっていて、まとまるの待ってました。思ってた以上にスポーツ漫画で、ビーチバレーのペアとしてのぶつかり合いに恋愛感情が乗っかってくる感じ。お互いを欲してやまない!という熱量がビリビリ伝わってきます。
●1話の引きがすごい。真面目で堅物で眉間に皺寄せてバレーしてる瀬戸と、軽くて何考えてるか分からないのに天才的なバレーをする海本。海本の紅潮する白い肌が瀬戸をイラつかせる…というのがえっち!いきなり勝負して、いきなり抜き合う展開。
●2話では二人がそれぞれ何か抱えてることが仄めかされて、お、ただのスポ根えっちな漫画じゃなさそうだな?とワクワク。二人ともキャラがとても魅力的なんです。特に海本!奔放で無邪気でわがままで、試合に負けてわんわん泣くところなんて子どもみたいなんだけど、雁字がらめだった瀬戸に新たな風を吹かせてくれる。これは惹かれちゃうよね。(瀬戸の魅力は海本がお布団の中で並べてくれてます。優しくて繊細でちょっとバカ笑)
●海本との才能の差を目の当たりにして「俺を置いていくな」と感じる瀬戸。諦めて離れようとして、今度は海本の方が「置いていかないで」と。もー!両想いでしょ!!お前だから楽しい、お前だから一緒に強くなりたい…ってようやく分かる、変われる。海辺でのぶつかり合い、インカレ決勝、止まれないえっち、アツかったー!
●気持ちが通じて、バレーのプレースタイルも、プレー中の表情も、ぐんと良くなってるのがいい!サブキャラも良いんですよ。コーチは二人にとってキーマンですしね。瀬戸の元ペア鈴村も前向きになれたし。父親も一位を取ること以外は驚くほど寛容だし笑。読後感良かったです!