このレビューはネタバレを含みます▼
●総149Pと短めなので、定価だと割高ですかね…?コミックス版の表紙も素敵な笑顔ですが、単話版の表紙もすごく好きなので収録してほしかった〜!!冒頭のシーンの、二人が伸ばした手の表情に引き込まれました。
●お互いちょっとずつ惹かれてしまう感じがむず痒い。失恋をひとりで抱えようとした鷹志にとっては、陽太は心の内を話せる相手で。陽太はそんな鷹志のことが気になって仕方ない。ちょっと(本当に“ちょっと”)えっちな夢も見ちゃったりして…「センパイのため」って言いながら、ホントは陽太も鷹志と過ごす時間に安堵を覚えてる。
●二人がそれぞれに滅入ってるときに、お互い「何かあった?」と表情の変化に気付くのが良い。もう十分“大切な人”になってる。お日さまみたいな陽太だけど、無理して輝かなくていい、俺が陽太の“夜”になろう…っていう鷹志の優しさがいいな。
●しかし…付き合ってる幼馴染みの一方が鷹志に(もう一方の幼馴染み=片想いしてた相手に対して)「想いを伝えなくていいの?」と言ってきたのは確かに疑問。この役割は、陽太でよかったのでは…?陽太なら多分、「本当は俺を好きになってほしいのに…」という葛藤を抱えながら言っただろうから。
●あと、二人とも頭の中でたくさん考えるタイプなので、文字が多め。そのぶん相手のことを大切に思ってるのはすごく伝わります。
●もうちょっと早くくっついても良かったのにな?とも思いますが、すごくゆっくり。最後、「チューはまだ早いよね?!」なんて言ってる(笑)なのでえっちはナシです。むずきゅんな二人でした。