このレビューはネタバレを含みます▼
表題作+「しまちゃんといっしょ」
元格闘家のオネエしまちゃんのお話。
めちゃくちゃいい身体と人のことを放っておけない情の厚さ正義感、腕っ節も強いのがかっこいい! あとねちっこいえっちを得意とする攻め様というのもポイント笑
オネエ言葉が苦手な方でもきっとしまちゃんに惚れると思います!
そしてヤクザの合田。ヤクザとして人として一体どんな激しく険しい道を歩んできたのか、美しく孤独を孕んだ笑顔…某イン乱ネコじゃないですが、好きになるなと言われても無理なのですが??
短編でもヤクザという設定が生きたストーリーになっているのは、キャラの人生が滲み出るような表情の描き方が大きいと思います。
実はなかなか壮絶なストーリー。
だからといってユーモアもしっかり挟んで重すぎないのがマスコ先生らしい!!!!好き!
あとラストダンス~に出てくる闇医者とムキムキナースがいて笑った。
「落ち武者は二回死ぬ」
って死神ズの2人??いつでもどの作品でもポンコツな2人ですがまた見れて嬉しい〜!
亡霊となった主を心配し、自らも幽霊となり現れた落ち武者惣造。
死神ズの存在は完全にギャグだし、すんごいとんでも設定なのにこんな美しい恋の結末を見ようとは!
わーーーん!!先生ずるい!!天才!!
全編を決してカッチリ固めないのにBのLがしっかり胸に刺さるこの展開!あぁぁ大好きです!
短編集①②共にファンは必読です!!!!
(ちなみにもうお1人私が勝手に抜け感凄い作家さんだと思っているのは草間さかえ先生)