このレビューはネタバレを含みます▼
祖父譲りの霊力を持つ健×美しい九尾の狐・カズネ。亡くなった祖父がかつて暮らしていた家を訪れた健は、10年前に祖父とした約束を信じて待ち続けていた妖・カズネと出会う。高慢だけどどこか寂しげなカズネを放っておけないけど深く踏み込むことを躊躇う健、孤独を知る同士の寄り添い愛。絵が綺麗でカズネが超美人さん!精気が欲しくて健にぐいぐい行くかと思ったら結構初心なのも可愛い。終わりよければと思うんだけど、キーパーソンの祖父の存在がぼんやりしてるし、祖父絡みの親戚のゴタゴタとか結局なにをしたかったのか…。祖父は約束のことを健にも言わずにってどうして?カズネの話を健にしていたようなのに。10年も待ってたカズネが可哀想。おじさん(大叔父?)は老衰で亡くなった祖父の弟にしては若いなとか、本筋の脇に気になることがありすぎて気が散ってしまいました。孤独な二人が愛し合える相手を見つけられたのはよかった。