このレビューはネタバレを含みます▼
206p、全表題作、描き下ろし、あとがき、電子特典。
腹が立つ。相容れないのであれば、拒否すれば良いだけの事。奉仕までさせて翌日には無かった事にして、皆んなに吹聴する。なんでそんな奴好きになったんだ。そんな奴の為に傷付き、トラウマを抱えたカナがそれでもそいつを好きだと言う。そして苦しんで、自分を隠して生きる。そんな一生懸命隠している自分とは違うオープンにしているゲイのケーゴ。ケーゴもまた、ひとりきりで大嫌いな自分と向き合う怖さの中で生きてきた。お互いを否定から入ったのは自分を否定していたからかな。作者様初コミックスだそう。凄い力量ですね。スピンオフも楽しみ。