夢の雫、黄金の鳥籠
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夢の雫、黄金の鳥籠

篠原千絵

それぞれの願い

ネタバレ
2022年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は篠原先生の作品に育てられました。運の良い事に漫画を初めて読んだのは天河が最初でした。私が出会った頃には既に完結されており一気見させて頂いたのですが、読了後は号泣放心状態。リアルタイムで楽しみたかった…!と思っていたところに今作の連載が始まり、とても嬉しくて…!まだ途中までしか読んでいないのですが、先が気になるハラハラとした展開に改めて篠原先生の作品の魅力をたっぷりと味あわせていただけて幸せです。そんな夢の雫、黄金の鳥籠もとうとう最終章へ…!どう完結を迎えるのか楽しみにしています!
/完結後追記…完結から長く時間が経ってしまいました。途中だったので、今回1巻から最終巻まで一気に読ませていただきました。色々な想いが込み上げてきます。何と言葉にしていいか分からないほど放心状態になってしまうのは、漫画を読んでいて中々ない事なのですが篠原先生の作品は毎回こうなってしまいます。それぞれの立場に立って考えてしまうからでしょうか?ヒュッレムとイブラヒム、たしかに二人想い合っていました。結ばれる為にそれぞれが奮闘して、祈り、がむしゃらだったと思います。
でもそう簡単にいかないのが人生ですよね。自分にとって大切なものは一つではなくて、何かを犠牲にしなければならない。その為に対立する二人を見るのは本当に心が痛かったです。イブラヒムの最期、自分の選んだ答え。一度は勝てるはずだったのにそう出来なかったことが全てだったのだと…そこからは淡々と語られるその後があっさりとしているのがこの作品が歴史を元にされているのだと思い出させてくれます。
最期にヒュッレムがした質問にスレイマンが出した答えが中々その本心が見えなかった彼の本音かと思うとたまらない気持ちになります。
間違いなく忘れられない作品の一つになりました。素晴らしい作品をありがとうございました。
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