LOVE☆LIFE
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LOVE☆LIFE

吉田マリィ

何がいいのか分からない

ネタバレ
2022年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ よくあるあるの設定で、色んな女とやりまくった遊び人男が、実は一人だけ好き過ぎて手が出せなくて、でも、ある時を堺に、本気でその一人の女をとりにいくという設定。遊び人だというヒーローが嫌だと言葉では言うくせに、ちよっとでも、ヒーローが本気の色気で迫ったら、呆気なく陥落してるのに、自分は負けてないと、強がるという女キャラ設定。数ある女達の中から、自分だけが特別で選ばれた感が読みたい人が多いのだろうか。下手なホストよりもやりまくってて、反省の色もなく、強引にヒロインを手に入れられるとたかをくくっている男のキャラのどこがいいのか、全く分からない。美人は3日で飽きるというけど、外見だけいい男だって、連れて歩く分には、気持ちいいけど、すぐに飽きるのは同じなのに、なぜに昔からこの設定がよくあるのか、分からない。ただのやり過ぎ男である男達に囲まれて、逆ハーレム気分が嬉しいのだろうか。全く共感できない。ヒーローに言葉ではギャーギャー文句言いながら、結局はいつも言いなりで、いいようにされてるし。母親が怖いからなんて言い訳を自分にしてて、結局、ヒーローの世話をやくのが好きなだけなのに。もう少し女としてのプライドや、遊び心が欲しいところである。男は好きなだけ、飽きるまで色んな女を食いちらかして、それで、やっぱりヒロインがいいからと自分勝手な行動で、なのに、ヒロインは言葉だけは強気で、健気に処女を守ってて、それをヒーローにあっさりと食われるって。そんな設定のどこにトキメキがあるのか、全く分からない。ヒーローをブランドバッグに見立ててる設定ならば、納得だけど。みんなが欲しくて手に入らない高級バッグをヒロインだけは手に入れるという優越感がテーマなのだろうか。
どんなにカッコよくても、エッチが上手くても、使い古された男には全く魅力なんてない。散々使い古された中古ブランドバッグなんて、全く有り難みがない。女としてのプライドや、尭爾があるのならば、自分だけの新品のブランドバッグを取りに行けと思う。男は遊び人で女は処女設定なんて古すぎて、それに恋愛のトキメキを求めようとする考えに呆れる。
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