夢の雫、黄金の鳥籠
」のレビュー

夢の雫、黄金の鳥籠

篠原千絵

あまり

ネタバレ
2022年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 篠原先生の作品はほぼ全て読んでいます。どれも好きなのですが、夢の雫だけはどうもうまく入れません。悪女伝説が元になっているらしいので、そのせいなのかヒュッレムがずる賢いというか計算高いというかそんな気がしてしまって。要領が良いというのですかね。好きなタイプではないのです。他作品の悪役でもここまで嫌いになることはなかったのですが。篠原先生なので漫画としての出来がとかではないんですけど、背景の使いまわし等も目についてしまって「どうしたんだろう?」と思ったり。先生のことはこれからも応援しますが、この作品には私が好きになれる要素がないなと思います。
追記:最終巻まで読みましたが最後まで微妙…でした。先が読めてしまったし、結末がお約束や定番(これは創作物である以上ある程度仕方ないと思います)だったとしてもそう感じさせないものが過去の篠原作品にはあったのですが今作にはありません。史実はさておき、愛したのは一人だけとか言うならいっそ二人で外国にでも逃げてくれればまだ納得もできました。某作品とまるっきし同じ結末にはなってしまいますが…。感情移入して漫画を読むタイプではないですが本当にキャラ誰一人として好きになれませんでした。
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