このレビューはネタバレを含みます▼
(6月新刊)
大好きなスウシリーズもひと捻りが効いていて唸りましたが、
こちらも感動◎淡い色彩の表紙とタイトルにグッときます!!
今回も琢磨さんに一本取られたとても良い話でした(嬉)
再読ループに陥る罠付きです。
密かに恋する予備校時代のレイレイ先生と再会したら、
先生がゾンビ症と呼ばれる謎の奇病に罹っていた始まり。
美大生同士の一学年違い
操田×司令の話。
全身の白化現象・意識障害が主症状の怖い奇病。
元彼ケントと思い込まれた身代わり愛は、操田君ひとりで抱え込むのには重すぎてとても切ないです。ムカつくケントが最低男だからこそ救われる話だったのは、さすが琢磨さん!!
心と毛髪の色変化のリンクと、献身的な操田君の愛情がとても良かったです。失恋の痛手を可視化したいという琢磨さんの着眼点が素晴らしい◎
愛が無ければ成り立たない話に感動◎