君と運命についての話がしたい
」のレビュー

君と運命についての話がしたい

青梅あお

現実的なオメガバース作品

ネタバレ
2022年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ αβΩなんて性別があったら同性異性かかわらず好きな相手と自分はαとΩで運命の番であって欲しいと願わずにはいられないんじゃないでしょうか?同性かつβ同士なら尚のこと思うだろうと、オメガバースではあまり焦点を当てないところを題材にしたのが新鮮でした。
この作品は男性かつβ同士の純愛が描かれています。10年間一緒にいてお互いを想っていても、運命の番ではないということに不安を感じている描写はとてもリアルでした。
最後受けの「俺と番になりたかった?」のセリフの後の攻めとの会話にお互いへの深い愛と切なさを感じ、読むたびに胸が苦しくなります。ふとした時にこのシーンだけ読み返してしまうほど心を動かされました。オメガバースが苦手な方にもおすすめできます。
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