ハロー、グリーンデイズ【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
佐久本あゆ
このレビューはネタバレを含みます▼
●他にも気になる作品はありつつ、初めて拝読した作者さん。本作は表紙の空気感そのままに、ほんわか癒されるお話でした。えっちはオマケ漫画でやっと…ですが、それに至るまで一歩ずつ歩みを進める丁寧さが素敵。展開も全く過不足ないと感じました。
●中学のときのつらい経験から人を遠ざけ、植物にだけ心を開いてきた御影。そんな御影が七星にルームシェアを持ちかけるのってハードル高いと思うけど、わりとすんなり超えちゃいます。（そうしないとお話が進まないし…）
●二人の関係に植物がしっかり関わってるのが作者さんすごいなって思う。木が芽を出すように自分も変わらないとと考えたり、植物のことならスラスラ話せるのに…と悩んだりする御景とか。触れるとピクッヘニョっとなる御影を「オジギソウに似てる…」って思う七星とか。御影がハーブティー作ったり、七星が料理に使ったり…とても良い！
●二人が醸し出す空気は本当にほわほわで、視線を合わせて「へへ」って微笑み合うシーンが何度も何度も出てくる。七星が高校時代のことや親との関係を御影に話すシーンも、優しさがあふれててもう…読んでてにこにこしちゃう。
●オマケ漫画、二人でえっち頑張れたのも良かったし、七星の親との関係も良好に向かえばいいなという希望が見えて良かった。（御影のトラウマは、本編で咀嚼してる。）あと1年で御影が卒業してアパートを出ないといけないらしいので、その後の様子も見てみたいですね。絵も好きだし、他の作品も拝読してみます！
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