拝啓、兄さん様
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拝啓、兄さん様

田倉トヲル

実の兄弟もの

ネタバレ
2022年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歳の差のある実の兄弟、兄の稔(26)と弟の豊(16)。
稔が家を出て行ってからずっと手紙のやりとりをしてきた2人。1990年と言う時代背景もありアナログなやり取りが、今とは違った期待やワクワク感を感じさせます。
2人とも、お互いを思う気持ちは大きいけど、兄弟でいたい気持ちもあってどうして良いのかモダモダしているのが痛いほどに伝わってきて泣いてしまいます。
幼馴染の桃ちゃんが良い尻叩き役となっていて良いですね。
最後、兄としていることを選んだ稔凄い…(号泣)と思ったらそう来たか!と言うラストだったので、安心して読んでください。
実家にいるので絡みはなしです。
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