このレビューはネタバレを含みます▼
●作者さん、複数読ませていただいてます。これまで拝読した作品がもっとややこしく拗れてるのばかり(そこが好き)だったので、本作の拗らせはちょっとあっさりめに感じました。
●幼馴染みの東海林と西脇が、「相手の恋愛対象に男が入るはずない」とお互い思い込んでそのままズルズル腐れ縁を続けている…という状態。それがある一夜から動き出す。
●西脇がちょっと鈍すぎるのよ…東海林に対しても、南雲(一心)に対しても…。ゲイだとバレて、東海林に「俺は対象になる?」と言われて、なんで「意味分かんねぇ」になるのよ?!「仕事相手とは恋愛しない」って自分で言っといて、東海林が「お前とは仕事しない」って言い出したのになんで気付かないのよ!それどころか「もう仕事相手じゃないから我慢しない」って迫られてんのに、なんで「お前頭冷やせ!」って逃げるのよ?!?!彼女がいるノンケだと思い込んでるから??お前こそ頭冷やせーーー!東海林からの告白への反応も鈍いし…南雲に対しても酷かったですしね…あんなふうに振った相手を恋人の臨時担当に据えるの?!(私の頭もなかなか冷えない。)
●最終話、学生時代の「不快」という会話を東海林目線で見られたのは良かった。ありそうなすれ違いではありますが…。想いが通じてからの二人は意外にも甘々乙女でした。(南雲はスピンオフでかわいい恋と出会います。よかった…)