秘密基地に愛人
」のレビュー

秘密基地に愛人

内海ロング

ネタバレ無しで読むのをオススメします!

2022年8月30日
高校教師の哲二の元に届いた、差出人不明の手紙。
それは、病弱な幼馴染・光太と2人しか知らない筈の秘密基地への招待状でーー
秘密基地にいた青年は何者なのか?
なぜ秘密を知っているのか?

サスペンスのようにその謎が気になって、それが求心力となって、どんどんストーリーに引き込まれていきます。
なので、【ネタバレなし推奨】です。

10年もの間引き摺って立ち止まって身動き取れなくなっていた哲二。
冒頭の手紙(招待状)と青年との出会いがきっかけとなり、もう一通の手紙と共に過去をきちんと昇華させ、止まった時間が動き出す。
哲二も青年も「自分」を大切に、前に進んでいくストーリーが清々しかった。
ぜひ、ドキドキ、ザワザワから、キュン、ギューンとなるストーリーをお楽しみください!
(ただ、どうしても別視点で話を見てしまい、余りにも切なくて泣けてきてしまった…一人引き摺る女…)
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!