ナラクノアドゥ
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ナラクノアドゥ

山本晋

続きが気になる!

ネタバレ
2022年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 十二体の魔王のうち最強の魔王、アドゥが人間に成るため他の魔王を滅ぼしていく。ところが魔王を滅ぼすたびに人間に近づく=弱くなってしまうで、単純な脳筋バトルじゃないのが面白いところ。戦力がインフレしていく漫画は数あれど、主人公が成長とともに弱体化していく漫画はないのではないか。
はじめは人間を魔王を滅ぼす道具のように利用していたアドゥだが、五体目の魔王を滅ぼしたあたりで、魔王討伐の協力者に情のようなものが芽生えてくる。
アドゥがこれからどのような変化を遂げるのか、どうやって残りの魔王を斃すのか、アドゥに契約を持ちかけた天使の正体、続きが読みたくてしょうがない。――のに、事情はわからないが六巻で打ち切りのように完結してる。
それでもたくさんの人に読んでもらいたい作品だと思う。なぜなら、面白いから!
このまま終わるのはもったいない。そんな作品。
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