このレビューはネタバレを含みます▼
M大 英文科 イギリス文学専攻 篠原立×伯父手伝い 掛け軸修理 四の宮譲
千束×波平シリーズのスピンオフ。篠原が出会ったのは印象的な麗人 四の宮。他の人とは違う雰囲気で寂しそうな笑顔を見せる四の宮に心を奪われた篠原は四の宮を知る度に彼の朝と夜の顔の違いに戸惑い、四の宮のことが解らなくなっていきます。スピン元ではヒールだったそうですが、こちらでは儚くて複雑な人間として描かれています。過去を引きずって生きている四の宮にワンコ篠原が食いついていけるか?そのあたりが見逃せないところ。ラストにかけてのエピソードがとてもいいです。千束×波平も読みたくなりました。この本の終わりに千束と波平が少し出ています。絵柄で敬遠されるかもしれませんが、ストーリーがすごくいいです。読み放題で読める作品もあるので 読み放題されていたらぜひ読んでいただきたいです。
2011年5月 総195ページ 修正=見えない構図、一部トーン、エアtnk。