官能小説
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官能小説

藤井みつる

作品レベルが高い

2011年12月11日
へたな純文学小説より、キャラの心理描写が上手かった
ラストの台詞なしシーンでの、余韻の残し方もうまい

違和感だったのは、彩がブスな局扱いされてること
26歳なら大卒4年目で働き盛り、役職もあり向上心のある彩は素敵な女性だと思う
実際にイメチェンしただけで、見違えるエピソードもある

逆に椎野は魅力がまったくないし、自分勝手で甘えてばかりで個人的にはイライラするキャラだった

これは続編も含め、読んで後悔はしない作品
オススメです

溝口とうまくいって欲しかったので、ちょっと残念だった
魅力的な男性だし、現実なら惰性でなくそうなると思う

ただそうなることで、恋は理屈じゃないというテーマが強く伝わった
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