無能の鷹
」のレビュー

無能の鷹

はんざき朝未

全無能に捧ぐ一冊

2022年9月7日
主人公の凛とした、清ました表情や間合いが、彼女の無能さと絶妙に噛み合ってないようで噛み合っていて癖になります。かくいう私も完全なる無能ですが、主人公はワンランクいや、ツーランク上の上質な無能にすら見えてきました。

いや、彼女は無能の仮面を被った有能では?と思わされる瞬間もありますが、最後には無能で着地するあたりは美しくもあります。わたしはこんな無能になりたい。
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