記憶を消してもう一度読みたい！！（笑）

ネタバレ

2022年9月9日

このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物一人ひとりがちょっと変わってて、面白いです。セリフのチョイスにはかなり笑わされました。いちいち毒々しくて、感情的で、陰鬱的で、ちょっと汚くて（笑）、とにかく私には刺さりまくりました。個人的に作者さんの頭の中はどうなっているのだろうと考えるくらい好きになりました。（笑）きっと独特の感性をお持ちになられているんだろうな。あと、絵はスタイリッシュで色彩も青色を中心に使われていて、スビンたちの未熟な青々しさや瑞々しさみたいなものを感じられるようで、美しいです。スビンの笑顔もとても可愛いく描かれてます。
この話の内容では、親友同士だったスビンとテオが恋人として結ばれるのかどうかがメインとして描かれています。ちょっとでも気になっているのであれば絶対に読んで欲しいです（3話までは）。また、韓国の文化を知ることができます。なので韓国好きの方にもお勧めしたいです。兵役に行くタイミングや就職事情など、個人的には興味深かったです。あと、辛ラーメンが食べたくなります（笑）。
以下ネタバレです。

最終的には結ばれないままこのお話は完結となりますが、私は二人の未熟さ、性格（特にテオ…）を考えたら何となく恋人としては結ばれないことは分かっていました…。やっぱそうなるよね…とわかっていながらもかなり切ない気持ちになりました。特に、スビンがテオとの同居を解消して、泣きそうになりながら部屋から出ていくシーンはすごく印象に残っています。あと、クライマックスのあのキスは何を意味するんでしょうか…。これから何度も読みたくなるんだろうなと思います。

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繭の中の住人さん

(女性/20代) 総レビュー数：3件

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