昨夜のカレー、明日のパン
」のレビュー

昨夜のカレー、明日のパン

渡辺ペコ/木皿泉

とても上質な群像劇

ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 些細な隣人同士の会話から始まる、亡くした夫の幼馴染に抱く印象が和らぐ一話。その幼馴染が主役の二話、話が進むと一人の男が読者の中に形作られていく。夭逝した男の生涯の描き方が傑出した作品、読後感の良さも類を見ない。
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