秘恋
」のレビュー

秘恋

三尾じゅん太

2本目のお話が良かったなぁ

ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●意味深なタイトルと絵の美しさ、気になっていたのですが皆さんのレビューが微妙で…この度セールになっていた機会に拝読させていただきましたが…なるほどでした。でも2本目のお話は好きです!
●表題作。弟・柊弥から兄・直人への執着がすごくて、壁越しに直人がしてる声聞きながら自分も自 慰してるの強烈だったな…(生活パターンを把握している。)柊弥は直人を“血の繋がった兄”として愛しています。
●でも実は直人は“養子”でした(柊弥は知らなかった)。この直人がまた食わせ物で、柊弥の気持ちにも行動にも気付いてたという…。さらに、直人の情愛は養父に向いている。うわぁもうドロドロじゃん…
●と、思っていたのに、ここから妙な展開を見せるんですよね…。再婚する父を気遣って(?)の二人暮らし。柊弥は普通の兄弟に戻りたいと気持ちを押し込めようとする。対して直人は掌を返したように養父から柊弥へ鞍替え??そのままえっちまで?!…どうにもピンときませんでした…すみません。
●『恋愛モラトリアム』表題作の数年前に描かれた作品で、絵柄は結構違います。偶然インパクト強めの再会をした中学の同級生、AV男優のレイ(如月)と大学院生の学(委員長)。
●二人が再会してからえっちまでの展開が「そう来るか〜」って感じでドキドキ。委員長、やるやん!レイがAV男優だからこその展開だと私は思いました。まぁまさかネコやることになるなんて思ってなかったでしょうけど(笑)委員長がレイのことを「如月くん、如月くん」ってうわ言のように呼ぶのが良い。
●中学時代にお互いに抱いていた感情が、最後の最後にぶわっと描かれる構成も好き。良かったです。こちらが★4〜5、表題作は★3くらい、トータル★4にさせていただきました。
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