このレビューはネタバレを含みます▼
でも大号泣と書きたかった担当の方のお気持ちもとてもわかるような、それ以外に言葉が出てこなかったんだなと思えるお話でした。
コロナで慣れきってしまったけど家族葬って?…と気づいて序盤鬱になり、また実の存在とか表情とか態度行動全てが怪しくていっそのこと幽霊であって欲しいと思うくらい情緒がおかしくなりかけました。読み返したら伏線も回収されてて2度3度美味しいやつでしたが初見はしんどかったー。
実が東京に帰る際に見たみのりの山はあれは桜が咲いてたんですか?あのシーンはまだよくわからないですが、たとえ下山できなくなったとしても実がいてくれる、慎太郎には打ち明けられなかったし忘れもしないけど前を向いて一緒に生きたいと思える人と生きてくんだーみたいな解釈なのかなと思ってます。
飽くまで実と昌典ふたりの話。慎太郎の話が衝撃的ではあるけど鬱展開では終わらないし暗いだけの話ではないです。
作者さんのコメントにもあったけどお酒のお供に…うわーっと泣いてってのもいいですし、個人的にはそれにプラス翌日にまた読み返して全てを知った上でみのり視点で読んで昌典にキュンキュンするのもオススメかもです。