このレビューはネタバレを含みます▼
古い家屋も、屋台のラーメンも、なんとなくアーバンな空気に感じてしまうのは、他ジャンルの作品を読んだからでしょうか。モンデン先生の絵は美しくて、色気が溢れてます。
同い年で血のつながらない兄弟の秀臣と由希哉が、7年ぶりに再会したところから始まります。元々両片想いで、二人がオナ◯ーをしていたところを父親に見つかり、追い出されたのは実子の秀臣。空白の7年、一人で生きて来た秀臣の生活は、かなり荒れていたよう。その間由希哉は、亡くなった父親の遺言の通り、家を守り、秀臣を影から見守ってました。お互い好きなのに、不器用で言葉足らずで思い込みも激しくて…。二人だけでは上手くいかなかったかも。図らずも秀臣と由希哉を助けた、ラーメン屋のおっちゃん、何でも屋の薪野が良い仕事をしてくれてます。薪野はどっちに失恋したのかな。美人な由希哉は聡い策士のようで、実は秀臣のいいなりでめちゃくちゃ可愛いです。イケメン秀臣は浅はかで、愚かさまで可愛いくて愛しいタイプ。好きなカップリングでした。
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