おかえりオーレオール
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おかえりオーレオール

高津

変わるものと、変わらないもの

ネタバレ
2022年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染のカズとモト。
ずっと変わらないまま友達でいられると思っていたのに、モトを好きになってしまったカズは1人悩んで距離を置こうとするけれど、モトはそれを引き留める。
好きになってごめんという言葉があまりにも切ない。でも、そんなカズの罪悪感とか諦めとか苦しい気持ちを、真正面から受け止めて「一緒に考えたいよ」と言ってくれたモトに泣きました。気持ちの種類は違っても、お互いが大事なのは変わらない。
それからの2人の距離感もよかった。少しずつカズの想いに追いつこうとするモトの、感情の変化が丁寧に描かれていて、最後にカズの手をひいて歩く姿に幸せな気持ちになりました。
ほんとに好きな作品です。何度でも読み返したい。
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