偽りの愛を孕む ―オメガバース―
」のレビュー

偽りの愛を孕む ―オメガバース―

ポケラふじ子

スピンオフ「嘘つき愛を買う」から

ネタバレ
2022年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューを拝見すると、攻めがクズとか、キリキリする展開が長いとかありまして、どうだろう⁇と思いましたが、面白く読めました。最初、攻めの鷹斗は、気に入ったΩの理緒を無理矢理妊娠させます。Ωに拒否権が無い世界ではなく、鷹斗の財力が有無を言わせなかったから。当然、望まない妊娠をした理緒は鷹斗を拒否。そこから、5年という長い、二人の交わらない闘いの日々が続くのです。鷹斗は、理緒への愛情を感じて、実は必死に尽くしているんですが、なにぶん出だしが最悪だったので、理緒の気持ちがなびかない。鷹斗も大切な事を言葉にしないし、理緒もかなり強情だと感じます。鷹斗は何故、最初を間違って、その後すぐ改心し、でも理緒に愛情を伝えなかったのか??謎です。憎しみで繋ぎながらも、Ωとαだからか、離れられない…といった二人の世界。クズかバカなα様か図りかねる鷹斗、強いというより強情な理緒。どちらも愛着が感じられるキャラではなかったので、辛くなることなく読めたかなと思います。ただ、二人の子供(α)5歳の、関わり方が苦手でした。5年会ったこともない母子ですが、普通の親子愛だけで良かったのに、、と思います。その一点で、☆5か4か、とっても迷いました。甘さが皆無なドロドロストーリーは、面白かったので5にしました。
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