このレビューはネタバレを含みます▼
優しい魔女・寿一くん(受)と使い魔になった不遇の青年・須藤(攻)の、愛と闘いと逃避行の話です。ハードボイルドとファンタジーの融合?●寿一くんの「おはようも ありがとうも いただきますも ひとりになってからはじめてだった」須藤の「1度でいいから 誰かにそう(好きとか必要とか)言われたかった」というモノローグに2人が出会うまでの孤独の深さがうかがえて心が痛みました…。でも、お互いが生きる意味を見出せるような相手に出会えてホントによかった。●寿一くんは昔、両親を魔女狩りで失い、今は自分が狩られそうになってて辛いけど、今回は、狩ろうとしている側も私利私欲でシノギに利用したいのではなく、大切な人を助けたい一心というあたり、(もちろん、その為に他人を不幸にしていいわけではないですが)、憎みきれない切実さがあって嫌いになれない。●その狩る側の2人、ヤクザ・啓悟(受)と使い魔・夏実(攻)の2人も気になります。●最後の方、啓悟が、襲撃されて生命が危うい大切な人の元に行く為に、追手を皆殺しにしろと夏実に命じた時に、夏実の命の残数がひとつ、って…その前にセッ◯スくらい濃厚なキスをくれとねだる夏実の台詞、フラグか⁈フラグなのか⁈夏実死ぬのか⁈啓悟はどうなるんだ⁈と気が気でなりません💦●啓悟と夏実も幸せになってほしいし、それ以上に、寿一くんと須藤にも魔女狩りからの逃避行生活が終わって落ち着いて暮らせる幸せな日々がくることを願ってやみません。●続きが待ち遠しいです。