このレビューはネタバレを含みます▼
拾われた浪人 八田甚蔵×剣術道場 道場主 柳静一郎
時は天下泰平の時代が長く続いた江戸の頃、道場主と拾われた剣術使いのほんわかした恋愛模様なのですが、八田は実は訳ありで、出会いによって人は転落もすれば浮上もするという人生の妙を感じさせられる作品でした。絵は発展途上ぽいところがありますが、表情がすごくよく描けていて好きです。もう1つ短編がありまして現代もの、ゴミ捨て場で男を拾う話です。特に何かドラマチックなことが起こりはしませんが、雰囲気があります。人を恋うる気持ちの温かさが伝わってきました。初コミックスということで今後も注目したい作者様です。
2021年2月 総202ページ 修正は白抜き、白モヤ、トーン。