真綿の檻【マイクロ】
」のレビュー

真綿の檻【マイクロ】

尾崎衣良

家族の話

2022年9月13日
何が常識で何が許されない事なのか、育った環境で善悪の捉え方も変わるもの。社会に出て初めて、客観的に見られる様になる事は良くわかる。視点の軸を変えてストーリーが読めるので主人公以外の家族の内情も分かり読み進めると納得できる。少しだけ上向きになる様な結末も、所謂ざまあ系ではなくほっとする。2部目の作品の登場人物名が、ある地方の地名で固められててシュールな内容だけにちょっと笑った。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!