政治と溺愛。

ネタバレ

2022年9月13日

このレビューはネタバレを含みます▼ 245ページ挿し絵あり。大物政治家の娘ヒロインと官僚ヒーロー。ヒロイン父の謀りでお見合いさせられた2人だったが、交流を深めるうち徐々に惹かれあっていく。父親は何としてもヒーローに後継者になって欲しいと企んでいたがヒーローにその気はない。結局ヒロインの事を手放せなくなったヒーローはヒロインを父親から助け出そうと画策する。という話。毒親から救い出すという、テイストとしては『悪党』が近いかもしれない。悪党をすごーーーーく甘くした感じでした。全体的に面白かったんですが、ただ一点、父親が最後の最後まで自分の非を認めず、最終的には総裁になっててモヤモヤしました。例えば『私たちはこういう事情で父親に別れさせられるんです』と世間に公表し同情を集めたり、ヒーローが父親のスキャンダルを告発する展開だったら良かったな。挿し絵は…ヒロインがイメージよりも幼くて違和感がありました。

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エムちゃんさん

(女性/－) 総レビュー数：367件

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