乱と灰色の世界
」のレビュー

乱と灰色の世界

入江亜季

想像世界の極地

ネタバレ
2022年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間界に住む小さな魔女「乱」の成長の物語。
細部まで美しく描かれ、躍動感に溢れたこの作品は、漫画で表現できる想像世界の極地であると言えると思います。キャラクターも個性豊かです。
ただ「乱」が大変ワガママな設定のキャラクターなので、苦手な人は苦手かと思います。
彼女がワケあって他人の魔法を封じたせいで、魔法という攻撃手段を失った者たちは、悪である「骸虫(ムシ)」を前に為す術もなく倒れていきます。
私は大好きで何度も読み返していますが、ワガママな乱と凰太郎を受け入れられるかで評価が分かれそうな作品です。
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