このレビューはネタバレを含みます▼
虫シリーズも8作目に突入です。今作は悪しきを憎み弱きを助ける優等生のマヤが主人公。
1作目からの登場人物が次々とパートナーを見つける中、マヤはどんなお相手かなと気になっていたところにまさかの央太?!当初のイメージを覆す大変身を遂げた央太にまたしても樋口マジック炸裂、からの納得の展開に最高かよ‥と呟く自分がいました。央太の突然変異とか、マヤが人一倍自己肯定感が低かったとか、えーそうだったの?のオンパレード。だけど読めば読むほど2人の人物像に破綻がなく、むしろ腑に落ちることが多かったのでとても読み応えがありました。
マヤの心の傷や孤独感は相当根が深いですが、そこをスパダリと化した央太の執着愛でどんどん攻めて埋めてマヤの不安を霧消させて欲しい。そして、マヤ姉‘sがマヤを心から愛していた事が伝わるラストが凄く好きでした。今作も本当に面白かったです!