ネオン街の蜘蛛と蝶
」のレビュー

ネオン街の蜘蛛と蝶

滝端

番外編もぜひ最後まで

ネタバレ
2022年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんです。
番外編の同人誌のぐるぐるループするモノローグがとにかく胸に突き刺さり、涙が溢れてしまいました。
番外編まで読んでやっと落ち着くところに落ち着いた、という内容なので、ぜひ最後まで読んで欲しいです。

ヤクザの組長・榛沢×キャバクラの店長・伊泉。
伊泉の方から、店に来る厄介な客の対応のため榛沢にみかじめを持ちかけますが、要求されるのは金銭でなく伊泉の体。
疲弊していく伊泉ですがあの熱が忘れられず、みかじめも関係なく逢瀬を重ねるようになるストーリーです。
榛沢という蜘蛛の巣に伊泉という媟が飛び込み捕まってしまった様子がタイトルからもうまく表現されていると思いました。
これ、同人誌が話の本番というか。
お互い惹かれあってるけど、始まりが始まりだし、お互いの仕事のこともあって本心を語らなすぎて、関係が拗れてるのがもう焦ったい!!
相手のことを考えすぎて言えなくなってしまうところとか、2人ともできる男すぎて。どちらかがただのバカだったら、こんなに拗れてないじゃんと思いますし、周りがヤキモキするのも分かる気がします。
2人ともそこそこいい歳だと思うのですが、かなり体も良くておせせのシーンは見応えありますよ。
特に番外編は修正も甘くて最高でした!!
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