俺とお前の不可視的事情 【短編】
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俺とお前の不可視的事情 【短編】

遊楽夏

表紙とタイトル、そして二人の表情が良い

ネタバレ
2022年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●本文35P。読み終わって表紙に戻ってくると、ああ、いいなぁ…と改めて思いました。哲哉、透けてるんですね。それに、絶妙な顔してる。二人の表情は、本文中でもすごく良かったです。“不可視”=見えないこと。忠志からは哲哉の姿が見えない。一方、哲哉から見えていなかった忠志の真実は…?
●身体が透けてしまった哲哉は、手がかりを求めて大学へ。数日経ってしまってるという事実と、親友忠志の僅かに歪んだ表情。自分と忠志の間に何があったのか、自分が何をしたのか、あることをきっかけに思い出す。
●忠志が哲哉の部屋を訪ね、哲哉の目の前で本心を吐露する。(※忠志にとっては独り言。)この二人のシーン、すごく好きです。触れ合えないくせにえっちだし!それに先にも書きましたが、表情が良いです。
●そしてラストは、うん、二人はこれからだよね、というところで終わります。ここも良い表情。短編ながら満足度高かったです!
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