このレビューはネタバレを含みます▼
僕は阪神・淡路大震災の前夜にこの推理小説の存在を知りました。そして、今回初めて、それもコミックシーモアで購入しました。連続殺人事件の最初の被害者の「細川幻花」が実は連続殺人事件の張本人だったと言うあらすじ、とても山村美紗氏らしいですね。連続殺人事件の真犯人の「胡蝶」、本当に気の毒です。「細川幻花」が日ごろから弟子の「胡蝶」に優しくしていれば「浅井次郎」も「堀内秀」も殺されなくて済んだ筈ですから。数年前の「電通」と言う広告代理企業の「新入社員の過労死事件」も含め、最近は職場での「バワハラ」も大きな社会問題として取り上げられていますね。「いかに上手に部下を叱り、いかに上手に部下を誉めるか」はとても大事な話ですから。