8度目の人生、嫌われていたはずの王太子殿下の溺愛ルートにはまりました~お飾り側妃なのでどうぞお構いなく~
」のレビュー

8度目の人生、嫌われていたはずの王太子殿下の溺愛ルートにはまりました~お飾り側妃なのでどうぞお構いなく~

坂野真夢/八美☆わん

チョロい

ネタバレ
2022年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ お話としては好きです。過去の失敗を生かして強く自立していくヒロインは見てて楽しい。若干トントン拍子すぎるご都合主義展開ではありますが、楽しく読むにはこのくらいはありかと。
ただ、自分を過去に何度も殺し、今世でも早々に殺そうとした(今世で初めて得た守護がなければまた殺されたと思われる)男性を、殺されたてほやほやな段階からカッコいい連発するヒロインのお花畑脳に引いた。
まるで自分にちょっと意地悪した人への対応程度にしか抵抗せず、終始相手を好き状態でヒロインチョロすぎる。
王太子も殺そうとした相手に対して軽いというか、それだけ残忍なことをした相手へのあっさりな手のひら返しの溺愛に引いた。やることに差がありすぎて二重人格レベル。
もう少しお互いの葛藤や後悔などを深く掘り下げてほしかった。
結局それが無くご都合主義なお花畑のお話になってしまったのが残念。
それに、毒殺未遂とわかったのに、苦しむヒロインに毒薬に対する治療もせず放置しているのも不明。(最初の医師はあくまで毒に気づかず解熱剤を出しただけ。王太子の部下が毒に気づいた以降も王太子はずっとヒロインにつきそっていたので、医者が改めてきたら毒だったとわかるはず。王太子は後で部下に会って初めて毒と知っているので、部下は毒と知りながらヒロインに付き添う王太子に報告もせず治療の手配もしなかったことになる。そして看病は侍女のみで、侍女が外すと毒で苦しむヒロインは誰もみるひともなくぼっちで放置。毒で倒れた人にそれって雑すぎでは)
他の方も書かれていたけど、1巻を買っても合わなければ2巻は買わない。
自分も1巻はご都合主義やエピソードの雑さにもやもやしつつもヒロインが強くなっていく話は好きなので楽しく読んだけど、この金額で次を買うほどかと言うと、ちょっと迷いつつ買わないままだったりします。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!