みのりの手【コミックス版】
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みのりの手【コミックス版】

スカーレット・ベリ子

随分拗らせちゃったみのり先生

2022年9月25日
なかなか、何となく手が出せなかったスカーレット・ベリ子先生。
『四代目・大和辰之』読みたくて、スピン元のこちらから。

みのり先生は、なんだか幽閉されたお姫様みたいに感じました。
幽閉「された」のではなく、自ら罪の意識から身を隠したわけだけど、見つかりたくない、一方で見つけ出して許してほしい、という相反した気持ち。(ただ、なぜ性的なことをしなくてはいけないのかはモヤる)

そして、対する壮太。彼は自分の辛さも稔の苦しみも全て飲み込んで前に進み、さらにお姫様を見つけ出し乗り込んだ王子様。
「みのり先生」を「稔」に戻してくれた。

めでたしめでたし…なんだけど、まさかの姫と王子が真逆だったとは!!
同録の『幸せのかたちB4サイズ』(こちらの短編よかった!)も同じくだけど、新鮮な驚きでした〜

辰之は、キャラ立ちしてるものの、今作ではゲスト出演。
でもここからシリーズ始まるんですよね!
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