このレビューはネタバレを含みます▼
●総92/88P。本文は2巻トータルで160Pくらいでしょうか。なんとなく、表紙とタイトルがイメージと異なり…。1巻のオマケで表紙案ラフ4パターンを載せて下さってるのですが、別案の方が好きだったかも。(中身を表してるのでは?と)
●とはいえ、二人の関係は表紙の感じで始まります(隼也が晴斗に襲われる)。でも最初から、隼也は晴斗を守りたいと思い、晴斗は隼也に弱さを見せてる。身体と形から入った二人だけど、お互いに心を寄せてます。
●隼也の優しさに触れて、晴斗がヒーローを演じることや自分自身の価値を掴んでいく過程が素敵です。そして当たり前のように隼也に惹かれていく。でも、晴斗は隼也から距離を取ります。
●その理由は、「隼也は自分を“ヒーロー”として大切にしてくれてるだけだ」を拗らせたから。隼也とのことで仕事にマイナスの影響が出てしまったエピソードは流れてしまったのかな?(→何度か読んで、ピンチに隼也が庇ってくれたことさえ、晴斗は「“ヒーロー”としての自分を守ってくれてるだけだ」と思ってしまったのかも…と感じました。)でももちろん隼也は素の晴斗もヒーローの晴斗も丸ごと好きなのです!
●隼也が「僕」とデスマス調でしゃべるのが好きですね!でも両想いを確認し合ってから、人が変わったように攻め感UPするのも良かったです。(ただ…せっかく晴斗のこと大事にしてゴムしなきゃダメ!ってずっと言ってたのに、結局はしちゃうんですね…?)晴斗のヒーローと誘い受のギャップも良いです。結構えっちありますよ。
●ストーリーは5話で完結して、6話はプラスのエピソードという感じでした。作者さん、こちらが商業デビュー?絵も綺麗で、他にも読んでみたいと思いました。レビュー一番乗りですし、応援の気持ちも込めて★5です!