君と運命についての話がしたい
」のレビュー

君と運命についての話がしたい

青梅あお

じんわり沁みました

ネタバレ
2022年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースのある世界観の中でのβとβのお話。初めて出逢った日、運命を感じたと思ったのに、検査結果は運命の番でもましてやα×Ωでもない、ただのβ同士のゲイカップルなのだという現実を突き付けた。α×Ωや運命の番のように劇的なストーリーではないけれど、バース性のせいで周りに堂々と告げられず、子供を授かることもない、運命の番じゃないからいつか終わる日が来るのでは?…日常的に感じる様々な不安が表現され、泣けてきた。ラストまで激しいストーリー展開はないけれど、じわじわ染みてくるそんなお話。読んだきっかけはセール&表紙でしたが、読んでよかったと思います。
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