有閑倶楽部
」のレビュー

有閑倶楽部

一条ゆかり

少女漫画ではない少女漫画

ネタバレ
2022年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本は全巻揃えてました。一度捨てたけどまた購入。その後また捨てたけど 笑 今度は文庫本で再び手に入れました。先日久しぶりに読んだけどやっぱり面白い。アクション、コメディ、たまにオカルト、恋愛、サスペンス的な回もあり、カーチェイスもあり。圧倒的、とんでもない絵の上手さ。美形キャラを描かせたらこの原作者の方の右に出る人はいないかもしれない。昔の絵柄は少し古いですが。この作品の、虎の巻、てタイトルの単行本が昔に出てましたが中々面白い。有閑倶楽部という作品を色々な視点で読む事ができます。少し前最終回ではありませんが、その後の有閑倶楽部というタイトルだったかな?メンバーが30代後半になった話を原作者の一条ゆかりさんが少し描いたそうです。買ってないのですがネットの色々な所で話題になっています。清四郎は病院の跡を継ぎ医師、魅禄は国際線のパイロット、美童は外交官(だったかな?)、悠理は不明、野梨子は家の跡を継ぎ茶道家元、可憐は念願の玉の輿にのった、、ように見えた、が結婚詐欺のような男性でバツ一になりその後にまた玉の輿にのったかに見えたがまた離婚、バツ2になった、、て事で。悠理は不明(だったような)野梨子は生涯独身、だそうですが、可憐のバツ2と両方ともガーン!でした。男性陣も独身のまま、だったような。
最終回を描くとしたら部内恋愛ね、と原作者さんが発言していたのでちょいショックです。まあ一条ゆかりさんの有閑倶楽部のその後はこうなる、発言はコロコロ変わるので 苦笑 またその後、こうなった、と言いかえる可能性もなきしにもあらず、ですが。でも、全員(恐らく)が独身、ていうのがやはりショックでした。あんなに美男美女6人が独身て・・ありえないー!!です(美童は遊んで年いってから若い子と、と(?)発言してたのでまだ独身でも分かるのですが )
別に連載していた当時のメンバーの約20年後を無理して描く事はなかったような。やはり少女漫画は少女漫画、夢は壊さないでほしかった、ですね。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!