ドラえもん はじめての論語
」のレビュー

ドラえもん はじめての論語

藤子・F・不二雄/安岡定子

子供への入門書としては最適

ネタバレ
2022年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「論語」。その一見古く難しいイメージを持たれやすい、今でいう中国の作品ですが、実は勉強への姿勢や人生の意義など、深いテーマについて比較的簡単にまとめた文章が並んでいる特徴があり、とても大切な内容を語っています。先生である孔子が弟子たちに語って聞かせた内容を「子、曰く」から始まる構成として編集したものであり、この特性さえ知れば、論語自体はそこまで難しくないということに気づかせてくれる本です。
本作は論語の入門書として初学者に対してのわかりやすい解説がされているのはもちろん、人気のドラえもんのキャラクター性も手伝い、子供の抵抗をかなり少なくする工夫がされていると感じました。
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