このレビューはネタバレを含みます▼
ベルクトという有翼人種で構成された騎士団を統括する内務官として赴任してきたレフ。ベルクトは1人で騎兵30人の戦力に相当すると言われていますが、風紀は乱れきっていてレフは早々に苦慮することになり、1人親切にしてくれるゼインを頼りに騎士団の建て直しを図ります。
騎士団の再生にゼインとのラブ、レフの家族問題、そして陰謀も絡んできてとても読み応えがありました。登場人物が血が通っているというか、個性があって読んでいて楽しいです。有翼人種という設定がすごくよかったです。強気だけど弱さを隠しているレフを甘やかすゼインの可愛がりに萌えます。飽きのこないストーリー展開で 一気読みできました。これからは作者買いしようと思いました。
2021年10月 挿絵あり